TextMeshPro に背景色(Background-color)を付けてみる

最終更新日



はじめに

たっつー
たっつー

こんにちは、のんびりエンジニアのたっつーです。
Twitter(@kingyo222)で Unity情報 を発信しているのでよければフォローしてください!

 

 

今回は、 みんな大好き『TextMeshPro 』 のエントリーになります。

 

TextMeshProに背景色を付ける

TextMeshPro で文字列の背景色を付けて表示したいなと思って困った時ありませんか?そんな時は、TextMeshPro の裏に Plane/Cube を置いて対処している人が多いかと思います。

しかし、Plane/Cube ではサイズの変更を手動で行わないといけなかったり、右寄せ・左寄せ・自動改行・フォントサイズなどの制限を受けその都度調整したりと大変めんどくさい作業になります。

そこで、今回は TextMeshPro の描画領域に追従して背景オブジェクトを自動でリサイズしたり余白(Padding)を設定したり、マテリアルを設定できるよなスクリプトを作成してみました。

ソースコード

まずは、以下のソースコードを使っているプロジェクトに 「TextMeshProBackground.cs」 で追加してください。

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
using TMPro;

[RequireComponent(typeof(TextMeshPro))]
public class TextMeshProBackground : MonoBehaviour
{
    public float PaddingTop;

    public float PaddingBottom;

    public float PaddingLeft;

    public float PaddingRight;

    public Material material;

    private GameObject Background;

    private TextMeshPro textMeshPro;

    void Start()
    {
        this.textMeshPro = GetComponent<TextMeshPro>();

        this.Background = GameObject.CreatePrimitive(PrimitiveType.Plane);
        this.Background.name = "background";
        this.Background.transform.Rotate(-90, 0, 0);
        this.Background.transform.SetParent(this.transform);
        if(material != null)
            this.Background.GetComponent<MeshRenderer>().material = material;
    }

    void Update()
    {
        var bounds = this.textMeshPro.bounds;
        // Debug.Log($"{bounds}");

        // 描画位置の計算
        {
            var pos = bounds.center;
            var hoseiX = -(PaddingLeft / 2) + (PaddingRight / 2);
            var hoseiY = -(PaddingBottom / 2) + (PaddingTop / 2);
            var hoseiZ = 0.01f;
            this.Background.transform.localPosition = new Vector3(pos.x + hoseiX, pos.y + hoseiY, pos.z + hoseiZ);
        }

        // 描画サイズの計算
        {
            var scale = bounds.extents;
            var hoseiW = (PaddingLeft + PaddingRight) / 10;
            var hoseiH = (PaddingTop + PaddingBottom) / 10;
            this.Background.transform.localScale = new Vector3((scale.x / 10 * 2) + hoseiW, 1, (scale.y / 10 * 2) + hoseiH);
        }
    }
}

使い方

次に、上記で追加したソースコードを TextMeshPro と同じオブジェクトにアタッチして追加してください。

プロパティの意味

  • PaddingTop       :上の余白
  • PaddingBottom :下の余白
  • PaddingLeft       :左の余白
  • PaddingRight    :右の余白
  • Material             :背景色として Planeオブジェクトを生成するがそれに設定するマテリアル

実行結果

それでは、さっそく適当に実行してみましょう。

Unity上で、TextMeshPro のテキスト・フォントサイズ・表示位置を変更したり、TextMeshProBackground の 余白の幅を変更してみたりしました。

問題なく追従してくれていますね、これでOK!







よければ、SNSにシェアをお願いします!

3件のフィードバック

  1. >TextMeshPro と同じオブジェクトにアタッチして追加してください。
    ここの意味がわかりません。
    TextMeshProにアタッチしたら、エラー出ますし、空のオブジェクトにアタッチしてもできません。
    どうすればよいのでしょうか?。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする